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ゴルファーに可動域は必要か?

こんにちは!
the BASEにはプロゴルファーや趣味でゴルフをやっている方もトレーニングに来ていただいています。
ゴルフに関わらず様々なスポーツやシーンで身体の柔軟性や可動域が必要と言われるのを聞いたことはないでしょうか?

果たしてゴルフに可動域は必要なのか?
そんなお話です。

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ゴルフは、身体の回転する力をクラブに伝えてボールを飛ばすスポーツです。
そして、この回転する力は、身体を大きく捻ることができるほど強くなると考えられています。

ゴルフにおいて、この捻りの大きさを『Xファクター』と呼びます。

Xファクターとは、上半身(体幹)と下半身(骨盤)の回転角度の差を指します。
具体的には、骨盤に対して体幹がどれだけ捻転しているかを示す指標です。
ダウンスイング開始時に最大となると良いと言われています。

このXファクターを構成する要素には、肩、胸腰椎、股関節の可動域、筋力など様々な要素が絡み合っています。

Xファクターという言葉が一般のゴルファーの間で認知されているくらい、可動域についてゴルフでは注目されています。
実際にゴルフの上手さによるの違いによる可動域を見てみましょう。

 

この研究では、熟練ゴルファー(ハンディキャップ5以下)と平均的なゴルファー(ハンディキャップ10~20)の肩、体幹、股関節の可動域をそれぞれ矢状面、前額面、水平面で調べています。
矢状面は前後、前額面は左右、水平面は回旋の動きとなります。

結果を見てみると、矢状面、前額面での可動域には差が見られず、回旋に関わる水平面の可動域は全て熟練ゴルファーの方が全て大きいという結果でした。(赤太字が大きな差があったことを示す箇所です)
※ここにある表は論文の通りに示しています。前額面の体幹の可動域に赤字でP値0.003と効果量の1.70(1.26~2.14)は、本来、水平面の体幹の数値であり元論文の記載ミスだと思われますのでご注意ください。

熟練ゴルファーの方が年齢が若いという違いはありますが、加齢によって水平面の可動域だけ狭くなることは考えにくいです。ゴルフの上手い選手は肩、体幹、股関節の回旋可動域が広いという特徴を持っているのでしょう。

またこの研究ではXファクターとゴルフパフォーマンスの指標についても調べられており、Xファクターはボールスピード(r = 0.733、p < 0.001)と飛距離(r = 0.737、p < 0.001)と強い正の相関がありました。

以上の結果から、熟練ゴルファーは大きなXファクターを作り出すことでゴルフのパフォーマンスを高めており、そのためには体幹と股関節の柔軟性が重要であることが示唆されています。

ついつい、ゴルフの練習ばかりしてしまいますが、もしかしたらゴルフの飛距離がなかなか改善されないのはこういった可動域が出ないことによるものかもしれませんね。

次回は、この水平面の可動域を改善するエクササイズをご紹介します。

お楽しみに!

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